7月25日(土)夜の森の探検に行こう

 

(今回カメラを忘れてきてしまったので、写真は夜に咲くカラスウリの花の参考写真です)

 

当日はとても暑く、夕方になり、少しは暑さは和らいできましたが、むわっとした蒸し暑さは感じられる中観察会を行いました。

 

住宅街を抜けて生田緑地へ。緑地に入るとひんやりとした空気が流れてきました。暗くなってくると、人は五感が鋭くなってきます。子供たちに「においが変わったら教えて」といっていたのですが、すぐに「今までとにおいが違う」と教えてくれました。土のにおい、いろいろな植物のにおい。森には森の独特のにおいがあるんですね。

 

だんだんと森が薄暗くなってきました。セミの鳴き声が、アブラゼミよりヒグラシの声がよく聞こえるようになりました。ヒグラシは朝や夜、雨の前など、気温の変化で鳴くセミでもあります。ヒグラシの鳴き声が涼しい夜が来るのを教えてくれます。

月もきれいに見えます。上を向いてみると、森の木々が重なって影絵のような風景を見せてくれました。


日中に仕掛けたワナを見に行きます。ひとつは、地面に埋めたカップに肉を入れましたものです。これは、地面を歩く虫をおびき寄せる仕掛けです。こちらにはアミメアリがびっしり。まずはアリたちが獲物を見つけたようです。このアリは巣を持たない種類で普段は石の下などに集まっています。今夜のご飯を今夜のお宿に持ち帰っているようですね。

もうひとつのワナは樹液の様なにおいを出し、カブトムシなどの甲虫を捕らえるためのバナナを使用したトラップです。これには何もいませんでした。

昼間、ノコギリクワガタを観察できた樹液のでている木を見てみると、こちらにはゴキブリと小さな甲虫が。残念ながらカブトムシやクワガタが実際に餌に集まる姿を観察できなかったのですが、昆虫トラップという昆虫の採集方法を楽しんでもらえたと思います。

 

夜の森は「怖い」と言っていた参加のお子様がいらっしゃいました。確かに、暗い森は何がいるかわからず、怖いですね。でも、人間は昔はこんな暗闇を旅したり、生活の一部としてきました。古い本や詩には暗い森で見られる生き物のことを記してあるものがたくさんあります。今ではそういう生き物は今回のようにわざわざ森に入らないと見られなくなってしまいました。

街の光から離れたところでは、星がきれいに見えるし、夜に咲く花や、夜に活動する生き物がいます。夜、私たちは明るい光の中で生活していますが、そういう風景もあること、ふっと思い出してもらえればうれしいです。

 

Copyright 自然案内人 もりちゃん こと 森屋 弘美

 

 

生田緑地は、何度も通った事がありましたが、あまり園内の木々や生き物にしっかりと目を向けたことがなかったので、今回のイベントではどんな昆虫が見られるか楽しみでした。
普段から目にするお馴染みの虫、蟻や蜘蛛などしか見つけられず少し残念ではありましたが、夜の森を懐中電灯だけを頼りに歩き回るということだけでも、日中とはまた違う雰囲気を感じられておもしろかったです。 


Copyright 自然教室サポーター いっちー こと 市橋みゆき